明烏 一夜明けた大人時次郎と甘納豆の謎
2月の落語といえば「明烏」。「初午でしたのでお稲荷さんへお参りに行きましたら…」という台詞があることから、早春の噺として、多くの噺家が高座にかける。
2月の落語といえば「明烏」。「初午でしたのでお稲荷さんへお参りに行きましたら…」という台詞があることから、早春の噺として、多くの噺家が高座にかける。
写真:https://www.photo-ac.com 年末の風物詩といえば忠臣蔵。忠臣蔵とは、赤穂藩主であった浅野内匠頭が江戸城の松の廊下にて、高家旗本・吉良上野介義央を斬りつけたことに伴う一連の事件である。
亀戸駅から徒歩7分、観光案内、江戸アンテナショップ、地元民のコミュニティスペースとしてすっかりおなじみになっているのが、亀戸梅屋敷だ。ショップには亀戸の名産や和小物が並び、奥では伝統工芸である江戸切子の作品をみることがで...
カウンターの中にある座敷には座布団がひとつ。出囃子が鳴って噺家が上がり、正面を切ったその瞬間、飲み客たちはその高座に引き込まれた。 ビジネスマンの街、新橋。創業昭和45年の老舗「北海道料理炉ばた」では、毎週火曜日と土曜日...
浴衣をまだ畳んでもいないのに秋深し。空気が冷たくなり、すっかり着物は袷と衣替え。 汗の心配をしなくても良い秋冬は、着物でお出かけがしやすく、寄席や落語会にも浴衣か着物かなど悩まずに済む季節です。 しかし、ここで悩むのが「...
「世の中の伝統芸能従事者とファンに喧嘩売っとんのか」と思ったのが、西野精治先生という偉い先生が書いた「スタンフォード式最高の睡眠」という本。ベストセラーなんだそうです。そこに、「落語はモノトナス(単調な状態)」であり「寝...
「落語デート」が流行っているんだそうで、カップルは「風呂敷」とか「紙入れ」とか「お見立て」なんて噺をどんな思いで聴いてるんだろうかと下世話な心配をしています。 落語も大人のたしなみということで、ちょっと落語をかじった男子...
落語を「大人のたしなみ」として聴き始める方も多いようです。最近ではいろいろなメディアで落語が話題になり、国民放送はもとより漫画やイケメン俳優まで落語推しで、もしかしたら何かの陰謀ではないかとすら感じる今日この頃です。 と...
47都道府県に伝わる民話に関して企みを進めている。もともと書こうと思っていたものであるが、忙しさにかまけて手につけられずにいた。資料がなかったこともある。 ある師匠に「探してるんですよねー」と話したら、嬉々として「Hな昔...
契約上のあれこれを弁護士さんにお願いすることになり、その対応に追われているうちに疲れ果て、仕事も残っているので新橋炉ばた寄席はパスした。うちの師匠が「台風来るからお客様来るかなあ」と心配そうに出て行くのを見送って、20日...
写真出展:Wikipedia 昭和16年10月30日。はなし塚の除幕式が執り行われた。はなし塚に葬られたのは53の落語の演目。時局にそぐわないとして、噺家達が自ら演じることを自粛したのだ。 折しも日本は第二次世界大戦。全...
落語家のトレードマークといえば「着物」。これは、落語という芸能が始まった時からのお約束です。 今では色も柄も様々な噺家の着物ですが、昭和の頃までは噺家の着物といえば「黒の五所紋」と決まっていました。「着物が噺の邪魔をして...