速記本の金字塔「百花園」
落語の歴史にに「百花園」あり。百花園は、明治22年に発刊された、落語講談の速記専門誌である。
大河ドラマ「青天を衝け」に加え、2024年度には新紙幣の顔になることもあり、日本国中が渋沢栄一フィーバーである。 大河になるという前に東京商工会議所で記者の仕事をしたのだが、会頭が渋沢栄一の資料をみながら逸話を教えてくだ...
戦後から昭和30年代に出版された落語速記本には、編著として今村信雄氏が関わっているものが多い。今村信雄氏は速記者であり落語研究家だ。昭和初期から戦後、多くの噺家たちと親しく交流し、東京落語の理念を追求する明治38年発足の...
2月の落語といえば「明烏」。「初午でしたのでお稲荷さんへお参りに行きましたら…」という台詞があることから、早春の噺として、多くの噺家が高座にかける。
カウンターの中にある座敷には座布団がひとつ。出囃子が鳴って噺家が上がり、正面を切ったその瞬間、飲み客たちはその高座に引き込まれた。 ビジネスマンの街、新橋。創業昭和45年の老舗「北海道料理炉ばた」では、毎週火曜日と土曜日...
落語を「大人のたしなみ」として聴き始める方も多いようです。最近ではいろいろなメディアで落語が話題になり、国民放送はもとより漫画やイケメン俳優まで落語推しで、もしかしたら何かの陰謀ではないかとすら感じる今日この頃です。 と...
47都道府県に伝わる民話に関して企みを進めている。もともと書こうと思っていたものであるが、忙しさにかまけて手につけられずにいた。資料がなかったこともある。 ある師匠に「探してるんですよねー」と話したら、嬉々として「Hな昔...
写真出展:Wikipedia 昭和16年10月30日。はなし塚の除幕式が執り行われた。はなし塚に葬られたのは53の落語の演目。時局にそぐわないとして、噺家達が自ら演じることを自粛したのだ。 折しも日本は第二次世界大戦。全...
落語家のトレードマークといえば「着物」。これは、落語という芸能が始まった時からのお約束です。 今では色も柄も様々な噺家の着物ですが、昭和の頃までは噺家の着物といえば「黒の五所紋」と決まっていました。「着物が噺の邪魔をして...
昨日、生涯学習の一環ということで、「ハンディを持つ方々と一緒に落語の世界を知るというテーマで高座とワークショップを行う」という依頼の打ち合わせを行った。 「変わっているひとたち」って、自分とどこが違うのか?を知るワークシ...
ちょっとTwitterで盛り上がった、とある落語家さんに対する某市の対応がひどいという話がありました。 主題は、断られたからって『もうお前頼まないように全員に言っといたからな』って脅すのはひどくね?というものだったのです...