執筆の進捗状況

ここ最近、6月出版(多分)の書籍に知識の全てをつぎ込んでいたので、ここに書けるものが何ひとつなかった。そして今もない。今入れている知識は別のところで連載開始だし、落語布教本は学童向けに企画段階に入っている。

執筆予定のいくつかのメディアと出版社のお仕事を進めながら、どうしても研究&発信したいことがある。落語の演目の系譜を速記技術が始まった明治から昭和まで辿りたい。
これは、前から考えていて進めてはいるのだが、なにしろ大量だし、速記は見つからないし、噺家によって言ってることは違うしで、なかなか手ごわい。

しかし、三遊派の噺だけでもやっておきたい。
というのは、楽松が新しい噺を稽古に入るたびに「これは、なぜこうなるのだろう、時代はいつだろう、云々」と悩み始める。こっちはある程度時代考証できる知識は持っているので、よくよく聴いてみると「時代がテレコになってるな…」と感じることがある。多分、誰か師匠に稽古してもらった後、自分なりに深めていく過程で他の演者の影響を受けたりして変化していったのだろう。

名人、名演と言われる高座が、いつ、どこで、どのように演じられていったのか。落語は生きている。進化もしている。先人たちが積み重ねた噺の歴史を解き明かしたい。
まあ言うなれば、ほぼ私の趣味です。

この研究をしながら決まっている執筆をしていくのだが、実はいくつか企画も持っている。
本書く度に書ききれなかったことが出てしまうので、覚書として手が空いたらサイトかnoteに書いていこうと思う。

本も溢れているので、どうにかせねばならん。
布団の周りが本だらけで、そろそろ人間が寝られぬ。